高野山には金剛流の詠歌(えいか)と、宗教舞踊(しゅうきょうぶよう)があります。これらは近年大変盛んになりました。
金剛流の詠歌と宗教舞踊は、金剛界曼荼羅の中におられる歌菩薩(かぼさつ)や舞菩薩(ぶぼさつ)と同じ精神状態に入って、仏菩薩を供養するためにあります。したがって、詠歌や舞踊の行者は、つねに行動をつつしみ、清らかな心をもって、法悦歓喜を高らかに歌い上げ、あざやかに舞いおさめる宗教行事をつとめるのです。
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